華氏451

フランソワ・トリュフォーの監督による、1966年のイギリスの長編SF映画である。原作はレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』で、(本の素材である)紙が燃え始める温度(華氏451度≒摂氏233度)を意味する。
読書好きのトリュフォーらしく、書物への愛に満ちている。トリュフォーは「『宇宙もの』とか機械やロボットの出てくるものには生理的な嫌悪感をおぼえる」と公言するほどのSF嫌いであるため、この映画からもいわゆる「SF的な」要素や演出はなるべく排除され、人間ドラマにスポットが当てられている。しかしカテゴリとしては、この映画は、やはりSFに区分される。
なお、電話を筆頭とする小道具や人々の生活様式やファッションには、1940年代のナチス占領下のフランスの影響が見られる。
イギリスでの撮影ということもあって、英語のできないトリュフォーはスタッフとのコミュニケーションに苦労した。その上、主演のオスカー・ウェルナーとの確執もあって、撮影は思うようにいかなかったようだ。制作の様子はカイエ・デュ・シネマ誌(1966年1月第175号 – 7月第180号)に連載された撮影日記『ある映画の物語』で詳しく語られている。

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